『黄泉のツガイ』で主人公・ユルを護る最強のツガイ「左右様」の声を担当しているのは、右役が小山力也さん、左役が本田貴子さんです。
圧倒的な実力を誇る大御所声優の二人が、豪快な右と冷静かつ好戦的な左を見事に演じ切り、和風ダークファンタジーとしての重厚感とアニメーションの面白さを底上げしています。
こんにちは、アニメの背景や設定を深掘りするのが大好きな星野健太です。
皆さんは現在放送中の春アニメ『黄泉のツガイ』を、もうチェックしましたか?
『鋼の錬金術師』や『銀の匙 Silver Spoon』でおなじみの荒川弘先生が描く、和風ダークファンタジーの最新作です。
原作コミックスのシリーズ累計発行部数はまたたく間に600万部を突破し、多くの読者を熱狂させてきました。
そして2026年4月からTOKYO MXなどで待望のアニメ放送がスタートし、その圧倒的なクオリティが毎週大きな話題を呼んでいます。
物語の中心となるのは、大自然に囲まれた山奥の村で育った主人公のユルと、彼が使役するツガイ「左右様(さゆうさま)」です。
この左右様の声優が発表されたとき、長年のアニメファンである私は「これ以上ない完璧なキャスティングだ」と画面の前で膝を打ちました。
強大な力を持つ異形の存在に、実力派のベテラン声優が息を吹き込むことで、作品全体に得も言われぬ説得力が生まれているのです。
今回は、この魅力あふれる最強ツガイ「左右様」の配役やキャラクターの魅力について、アニメーションならではの演出や演技論を交えながらたっぷりとお届けします。
さらに、公式ポッドキャストで明かされた驚きの収録裏話や、今後の物語の行方を占う考察もまとめました。
『黄泉のツガイ』左右様の声優はこのベテラン2人!

まずは、皆さんが一番気になっている「左右様の声優は誰なのか?」という疑問にズバリお答えしましょう。
右(みぎ)を演じるのは小山力也さん、そして左(ひだり)を演じるのは本田貴子さんです。
長年アニメや洋画の吹き替えに親しんできた方なら、このお二人の名前を聞いただけで「画面から伝わってくる威圧感が跳ね上がりそう!」とワクワクするはずです。
ここで、お二人のプロフィールと代表作、そして左右様のキャラクター設定をわかりやすく表にまとめてみました。
キャラクター 担当声優 声優の主な代表作 役柄の特徴と性格
右(みぎ) 小山力也 『24 -TWENTY FOUR-』(ジャック・バウアー)、『名探偵コナン』(毛利小五郎) 豪快で感情豊か。喜怒哀楽がはっきりしており、よく喋る。近所のおじさんのような親しみやすさを持つ。
左(ひだり) 本田貴子 『空の境界』(蒼崎橙子)、『バイオハザード』(アリス) 常に冷静沈着で口数が少ない。しかし実は右以上に好戦的で、戦闘時はハイになる狂暴さを秘める。
右役の小山力也さんといえば、洋画吹き替えでのダンディな声から、どこか抜けたコメディリリーフまでを幅広くこなす大御所です。
ジャック・バウアーのようなシリアスでタフな役回りから、毛利小五郎のような愛嬌のあるキャラクターまで、その演技の幅は計り知れません。
今回の右様は、神様のような強大な存在でありながら、非常に豪快で感情豊かな男性キャラクターです。
小山さんの持つ熱量あふれる芝居と、時折見せるコミカルなトーンが、右様のキャラクター性にドンピシャにハマっています。
一方、左役の本田貴子さんは、クールで芯の強い女性キャラクターを演じさせたら右に出る者はいません。
『空の境界』の蒼崎橙子のように、底知れぬ実力とミステリアスな雰囲気を漂わせる役柄は、本田さんの真骨頂と言えるでしょう。
常に冷静でありながら、実は誰よりも血の気が多く好戦的という左様の二面性を、本田さんの低く落ち着いた、それでいて凄みのある声が完璧に表現しています。
この二人の声が重なり合ったときの「絶対に負けない感」は、まさに最強ツガイの名にふさわしい迫力です。
若手声優が演じる初々しいキャラクターたちの中で、この二人のベテランの重低音が響き渡ることで、作品全体の音響的なバランスが非常に美しく保たれています。
豪快な右と好戦的な左!相反する2人の魅力とは?
では、この「左右様」とは一体どのようなキャラクターなのでしょうか。
彼らは、主人公ユルが生まれ育った外界と隔絶された集落「東村」の入り口に建つ、一対の巨大な銅像(石像)を本尊とするツガイです。
なんと400年以上もの長い間、村の守り神として鎮座し続けてきました。
しかし、村を襲撃した謎の集団からユルを守るため、彼と契約を交わしたことで、現代社会に解き放たれることになります。
この二人の最大の魅力は、なんといっても「性格のギャップ」にあります。
人間の男性の姿をした「右」は、見た目通りの豪快で大雑把な性格です。
喜怒哀楽がはっきりしていて、口数も多く、表情がコロコロと変わります。
絶対的な力を持つ神様のような存在でありながら、どこか近所の気のいいおじさんのような、不思議な親しみやすさを持ち合わせているのです。
対照的に、人間の女性の姿をした「左」は、常に冷静沈着で表情を崩しません。
口数も少なく、調子に乗ってしゃべりすぎる右をピシャリと窘めることもしばしばあります。
これだけを見ると、「動の右」と「静の左」という王道のコンビに思えるかもしれません。
しかし、いざ戦闘になると彼女の真の顔が覗きます。
実は左様、右様以上に好戦的で、戦闘狂とも言えるほど血の気が多いのです。
激しい戦いになるとハイになり、普段の冷静さからは想像もつかない凄みのある表情を見せる左様。
そして、そんな彼女の暴れっぷりを笑いながら見守り、共に戦線に飛び込んでいく右様。
この「豪快に暴れる右」と「静かに狂暴になる左」というバランスが絶妙で、読者や視聴者を全く飽きさせません。
さらに彼らのキャラクターを魅力的にしているのが、「現代社会への適応プロセス」です。
400年ぶりに自由に動けるようになった彼らは、自分たちが眠っていた間にすっかり変わってしまった下界の風景に興味津々です。
初めて見る新幹線の速さに目を丸くして驚愕したり、スマートフォンのカメラ機能に感動して写真に写りたがったりと、非常にお茶目な一面を持っています。
普段は敵を容赦なく粉砕する圧倒的な力を見せつける最強の存在が、未知のテクノロジーに触れて子供のようにはしゃぐ。
荒川弘先生の作品特有の、シリアスとコメディの絶妙な配合がここでも存分に発揮されています。
この「強者ゆえの余裕」と「純粋な好奇心」のギャップ萌えこそが、左右様が多くのファンから愛され、物語の清涼剤として機能している最大の理由なのです。
圧倒的な強さとユルとの深い絆(能力と元ネタの考察)
左右様が「最強のツガイ」と呼ばれるのは、決してハッタリや伊達ではありません。
元々が巨大な岩の像であるため、その身体は非常に硬く、異常なまでの頑丈さを誇ります。
通常の刃物では傷一つつかず、近代兵器である銃弾でさえもすべてカチンと弾き飛ばしてしまうという、まさに歩く要塞です。
防御に気を配る必要が一切ないため、彼らの戦闘スタイルは常に「攻め」一択となります。
基本的な戦闘術は、その規格外の筋力と頑丈さを活かした、素手での殴り合いや蹴りです。
しかしそれだけでなく、右は強烈な咆哮による音波攻撃を放つことができ、周囲の敵を一網打尽にします。
さらには光の竜のようなエネルギー体へと姿を変化させ、主であるユルを乗せて空を高速で飛行することも可能です。
また、野獣のように非常に鋭い嗅覚を持っており、一度嗅いだ敵の血の匂いを記憶してどこまでも追跡するなど、索敵能力にも優れています。
この驚異的な嗅覚や、「阿吽の呼吸」で息の合った戦いを見せるプレイスタイルから、彼らの元ネタは神社仏閣に置かれている「狛犬」や「仁王像」であると考えられます。
狛犬は通常、口を開いた「阿形(あぎょう)」と口を閉じた「吽形(うんぎょう)」の一対で構成され、魔除けや守護の役割を果たします。
よく喋る右様が阿形、口数の少ない左様が吽形をモチーフにしていることは想像に難くありません。
日本の土着信仰や民俗学的な要素を、ダークファンタジーの能力バトルに落とし込む荒川先生の手腕には、毎回唸らされるばかりです。
実は、まだアニメでは本格的に描かれていませんが、左右様にはモフモフした獣のような「第二形態」があるという設定が存在します。
あのゴツくて人間離れした二人が、どのような姿に変貌を遂げるのか、今後のアニメーションでの表現が非常に楽しみなポイントです。
そして、左右様というキャラクターを語る上で絶対に欠かせないのが、主であるユルとの関係性です。
ツガイと主という主従関係、あるいは契約関係にありながら、彼らの間にはビジネスライクな結びつきを超えた、家族のような温かい絆が存在しています。
ユルは左右様を戦闘のための単なる道具として扱うことは決してありません。
契約を交わした後も、昔と変わらず東村の「守り神」として敬い、対等な立場でコミュニケーションをとります。
左右様もまた、赤ん坊の頃からずっと東村の入り口で成長を見守ってきたユルのことを、我が子のように心から大切に想っているのです。
常に前を向いて能動的に行動し、敵に立ち向かうユルと、その背中を守りつつ攻めの姿勢を崩さない左右様。
この3人が揃ったときの息の合った戦闘シーンは、アニメでも屈指の爽快感とカタルシスを誇ります。
ポッドキャスト『ツガイガタリ』で明かされた収録裏話

そんな魅力たっぷりの左右様ですが、先日radikoで配信された公式ポッドキャスト『ツガイガタリ』にて、声優陣による非常に興味深い裏話が明かされました。
パーソナリティを務めるのは主人公・ユル役の小野賢章さんです。
そして第11回(6月18日配信)と第12回(6月25日配信)のゲストとして、本田貴子さんと小山力也さんが揃ってスタジオに登場したのです。
アニメの裏側や声優の役作りについて深く知ることができるポッドキャストは、作品をより多角的に楽しむための最高のコンテンツです。
番組の中で本田貴子さんが明かしたのが、記念すべき第一話のアフレコ収録でのエピソードでした。
音響監督の若林和弘さんから、本田さんと小山さんに対して、なんと「石っぽい演技をしてほしい」というパワーワードで演技指導があったそうです。
「石っぽい演技」と言われても、すぐにはピンとこないのが普通でしょう。
しかし、そこは歴戦のベテラン声優です。
無機質さの中に宿る重厚感や、長い年月を経てきた存在の重みなど、試行錯誤の末に現在の左右様の声が完成したことがうかがえます。
さらに、その直後には「もう一つの秘密のキーワード」を若林監督から告げられたそうですが、本田さんは「ネガティブなワードかもしれないので内緒。たぶん右様には当てはまらない」と笑って口をつぐんでしまいました。
この秘密のキーワードが何だったのか。
左様のミステリアスで、時に残酷なまでに好戦的になるキャラクター性を考えると、彼女の奥底に潜む「何か」を示唆しているようで想像が膨らみます。
一方の小山力也さんは、ラジオの場でも相変わらずのマイペースとサービス精神を発揮していました。
「3年前からこの役のために準備をしていた」「原作コミックスを読み込んで、全ての場面、全てのコマ割りまで暗記してマイクの前に立っている!」と声高に豪語する小山さん。
しかしすかさず小野賢章さんから「この前、原作のあのシーン忘れてたじゃないですか」と鋭くツッコまれ、「たまにはそういうこともありますよ」と飄々と笑いを誘う一幕もありました。
大ベテランでありながら決して威圧感を出さず、現場の空気を明るく和ませる小山さんの人柄が伝わってきて、彼が演じる右様がより一層魅力的に感じられました。
また、番組内で特に私の心を打ったのは、本田貴子さんが語った「母親としての視点」からのキャラクター解釈です。
作中で、様々な事情からユルが「俺だけ置いていかれて」と孤独を呟く切ないシーンがあります。
本田さんはその台本を読み、セリフを聞いたとき、一人の母親として「絶対に子どもを置いていくわけがない!そこには必ず理由があるはずだ」と悶々としてしまったと語っていました。
キャラクターの表面的なセリフをなぞるだけでなく、親と子という普遍的な関係性に自分自身の感情を重ね合わせ、深い共感を持って演じてくださっている。
アニメのキャラクターに命を吹き込む声優という職業の奥深さと、作品への真摯な向き合い方に、一人のアニメファンとして改めて深い感動を覚えました。
記者・星野の考察:左右様が『黄泉のツガイ』にもたらす圧倒的安心感
ここからは、長年にわたり様々なアニメ作品を追いかけてきた私個人の視点から、左右様というキャラクターの存在意義と今後の見通しについて考察させてください。
『黄泉のツガイ』は、謎が謎を呼ぶサスペンスフルな展開と、敵か味方かまったくわからない一癖も二癖もあるキャラクターたちが入り乱れる、非常にスリリングな群像劇です。
主人公のユル自身も、突如として平和な日常を奪われ、「いったい誰を信じればいいのかわからない」という過酷な状況に投げ出されています。
そんな緊張感の続く物語の中で、左右様という存在は、ユルにとってはもちろん、私たち視聴者にとっても「絶対的な安心感」をもたらすアンカー(錨)として機能していると考えられます。
どんなに絶望的な強敵が現れても、どんなに絶体絶命のピンチに陥っても、彼らが画面に映るだけで、「この二人がいれば最後はきっとなんとかしてくれる」という強烈な説得力があるのです。
それは、無敵とも言えるキャラクターの設定に加え、小山力也さんと本田貴子さんという実力派声優の圧倒的な演技の重みがもたらす効果に他なりません。
また、本作のアニメーション制作を担当しているのは、『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』や『僕のヒーローアカデミア』を手掛ける日本屈指のスタジオ「ボンズ(bones)」です。
ボンズが描くダイナミックなアクション作画の中で、左右様の放つ物理的な重圧感や、岩石の体から放たれる打撃の重みが、見事なアニメーションとして表現されています。
静かな日常シーンでのコミカルな動きと、戦闘シーンでのリミッターが外れたような荒々しい作画のコントラストが、左右様の魅力を何倍にも引き上げていると評価できます。
そして今後の物語の見通しとして最も注目したいのは、左右様が持つ「解」と「封」への対抗能力という設定です。
物語の核心に迫る双子の妹・アサが持つ「解」の能力の天敵が右様であり、ユル自身が持つ「封」の能力の天敵が左様であるとされています。
本来ならば、強大すぎる双子の能力に対する第三の抑止力として働くべき左右様を、当事者であるユル自身が従えてしまっている。
このイレギュラーな事実が、今後のツガイ使いたちの勢力図や、物語全体のパワーバランスを大きく揺るがすことは間違いありません。
なぜ左右様は東村に置かれていたのか。なぜ彼らはユルを選んだのか。
謎の多い東村の真実や、強大なツガイ使いたちとの本格的な頭脳戦・総力戦が激化していく中で、左右様がどのような立ち回りを見せてくれるのか。
彼らの無敵の強さが通用しないような局面に立たされたとき、ユルと左右様の絆がどう試されるのか。
いちアニメファンとして、今後の展開から一瞬たりとも目が離せません。
物語がさらに加速していく第2クールに向けて、まだ見ていない方はぜひ配信サイトなどで一気見しておくことを強くおすすめします。
この記事では、春アニメ『黄泉のツガイ』に登場する大人気キャラクター「左右様」の担当声優と、彼らの設定や魅力について詳しく掘り下げてきました。
小山力也さんと本田貴子さんという誰もが認める実力派声優の熱演により、豪快さと冷徹さを併せ持つ最強のツガイが、見事にアニメーションの中で命を吹き込まれています。
物語の鍵を握る彼らの今後の活躍と、最新テクノロジーにはしゃぐどこか憎めない姿を、これからも全力で楽しんでいきましょう。
よくある質問
左右様の声優は誰ですか?

右を小山力也さん(『24 -TWENTY FOUR-』ジャック・バウアー役、『名探偵コナン』毛利小五郎役など)、左を本田貴子さん(『空の境界』蒼崎橙子役、『バイオハザード』アリスの吹き替えなど)が担当しています。どちらも圧倒的な実力を持つベテラン声優です。
左右様は何のツガイですか?
主人公・ユルが生まれ育った東村の入り口に建っている、一対の巨大な銅像(石像)を本尊とするツガイです。400年以上前から村の守り神として扱われてきましたが、ユルと契約したことで現代社会で活動するようになりました。
左右様の強さや能力は?
元々が岩でできているため非常に頑丈で、刃物はもちろん近代兵器の銃弾をも弾き返します。素手での強力な格闘戦を基本とし、右は音波攻撃を放ったり、空を高速で飛行することが可能です。また、鋭い嗅覚で標的の血の匂いを追跡する能力も持っています。


